ニキビのクレーターができてしまうと、自分で治すことは難しいと言われています。
通常のニキビ痕であれば、放っておいても知らないうちに消えてしまっているという人もいるでしょう。

肌表面にできたニキビ痕は、肌表面の細胞を生まれ変わらせるターンオーバーが定期的に行われることで、自然と目立たなくなっていきます。

しかし、クレーターは肌表面だけでなく、真皮層にまでダメージが及んでできてしまったニキビ痕です。
そのため、ターンオーバーが定期的に行われたとしても、自然に綺麗に完治するということはほとんどありません。

ニキビのクレーターを綺麗に治したいのであれば、病院で相談してみると良いかもしれません。
皮膚科や美容外科で相談することで、クレーターを治療してもらうことができます。

クレーターを市販のケア用品などで治そうとすると、最低でも半年~1年かかってしまいます。
しかし病院で治療した場合、最短で3か月~4か月ほどで治すことが可能になります。

もちろん個人差はありますので、お肌の状態や医師の腕で完治するまでにかかる期間は違ってくるでしょう。
とはいえ、自分でケアをして完治を目指すよりも、ずっと早くクレーターを治すことができるはずです。

今すぐクレーターを治したいと思っているのなら、病院での治療を選んでみても良いかもしれません。


治療方法


病院で治療をしてもらうことで、ニキビのクレーターをできるだけ早く・綺麗に治すことができます。
クレーターの治療方法は病院によって異なりますので、事前に調べてから通院してみると良いでしょう。

また、個人のお肌の状態に合わせた治療方法を提案してもらうことができるかと思うので、そのときの自分のお肌の状態を見ながら治療方法を決めていくと良いでしょう。

病院で行っているクレーターの治療方法は、ピーリング治療・レーザー治療・表皮移植治療など、さまざまなものがあります。

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比較的どの病院でも行っているのが「ケミカルピーリング」という治療方法で、フルーツ酸などを利用してお肌の表面を削るという方法です。

お肌の表面の古い角質を取り除くことで、お肌のくすみやごわつきを改善していくことができます。

自宅でピーリングケアを行うことができるジェルなどは市販でも売られていますが、処方箋を必要としない市販のピーリングジェルは、刺激も効果も薄いです。

病院で行うケミカルピーリングは、自分で行うことができるピーリングよりも効果が高いです。

少しでも早くクレーターを治してしまいたいと考えているのなら、自分でケアをするよりも病院で治療をしてもらったほうが良いでしょう。

レーザー治療も、病院で行われているクレーターの治療として有名ですね。
お肌にレーザー光線をあてることで、皮膚組織を再生していきます。

ケミカルピーリングよりも費用が高いことが多いですが、その分治療の効果も高いでしょう。
レーザー治療を行う際には、麻酔クリームなどを使用して痛みを抑えます。

しかし、人によってはピリピリと痛みを感じてしまうこともありますし、治療直後はお肌が赤く腫れあがってしまうこともあるようです。

レーザー施術を行ったすぐ後に外出をしなければいけないという人にとっては、お肌が腫れてしまうのは少し困ってしまうかもしれません。

お肌の状態が落ち着いてくるのは、レーザーを照射した日から1週間ほど後のようです。
レーザーを照射した際のかさぶたのようなものが剥がれ落ち、すべすべのお肌が顔を出します。

しっかりと皮膚が再生している証拠なので、このような治療工程を繰り返すことで、クレーターが徐々に目立たなくなっていきます。

クレーターを綺麗に治すことができますが、費用やお肌の腫れなどが気になってしまう治療方法でもありますので、治療を行う際にはじっくりと検討しましょう。

これらの治療方法の他にも、病院によってさまざまな治療方法が用意されています。
自分に合った治療で、クレーターを綺麗に治すことができると良いですね。

処方薬で治す方法はある?


クレーターの症状が軽いのであれば、薬でクレーターを治療していくこともできます。
今のところ、クレーターに効果を発揮する飲み薬はありません。

そのため、処方薬でクレーターを治療していくのであれば、塗り薬を使用することになるでしょう。

クレーターを治すための薬として、「トレチノイン」という薬があります。

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お肌のターンオーバーを活性化させるはたらきがあるので、肌細胞の入れ替えに効果があります。

通常のターンオーバーだけではクレーターを治すことが難しいと言われていますので、薬の力を借りてターンオーバーを活性化させていきます。

ただし、しっかりと用量・用法を守らなければ、お肌の乾燥・赤み・皮剥けなどの副作用が出てしまう可能性があります。

トレチノインを使用している間は、紫外線対策を入念に行わなければいけないなどの注意点もありますので、医師に相談して処方してもらうことをおすすめします。

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